うぃについてのメモ帳。

ウィクロス初心者がなんとなく気づいたり思ったことを書き留めるためのサーバーの容量の無駄遣い。

18弾環境での立ち回りにおける推測(4ママ)

1. 自デッキ強化状況

《スガミチ》《オオクマ》《アキハバ》が加入も、レベル4にグロウするデッキとしては

・《スガミチ》・・・《ウエキ》の上位互換。枠を奪取

・《オオクマ》・・・枠がない。リクルートに消費するエナも意外と大事にしたい。

・《アキハバ》・・・《スガミチ》の登場による《ツルカメ》の台頭により、レベル2に割く枠は本当にない。英知軸の止めデッキであれば活躍か

 

 

結論:《スガミチ》以外入らない。

 

つまり、総じてデッキパワーは殆ど上昇していないのが実情である。

非英知で登場したものでは限定なしアタッカーとしてさっそく相場の高騰を見せる《コスモウス》についてあるが、特にデッキとしてのシナジーはないので、《シュレデ》《ノーベル》《イカ》を減らしてまで投入するかという部分については疑義がある。

 

2. 新・繭の部屋の影響

4/26における変化は新規カードの追加だけではなく、繭の部屋の大幅な改定もあげられる。

 

まず、《修復》の禁止についてであるが、先手で《全知全能》を打ってなお《ゴーシュ・アグネス》などによる圧倒的なエナチャージを入れての強引なリカバリーを可能とする【植物緑子】の弱体化という意味において非常に大きい。対面相性としては《修復》抜きでも《全知》後のリカバリー次第、先攻を取られ《因果応報》を先打ちされるなど、以前同様の与しにくさはあるものの、環境におけるパイの減少は【4ママ】としては朗報。

 

次いでは《MPP》《APEX》《クリシー》の同時使用制限であるが、これも非常に追い風な規制である。《MPP》が立っているとカンニングや、バトルバニッシュが通らない、という部分が非常に厳しく、また【APEX】を強力にしていたリフレッシュ時にデッキにトラッシュスペルを戻らないように《MPP》の下敷きにしておくという動きが封じられたことになり、【APEX】の《イカ》などを頼りとした細い攻めに対して耐久する意味が大きくなってきたことは特筆すべき現象。

また、《クリシー》を封じられたことにより、青黒エナを伸ばしにくくなったのも大きい。《クリシー》を《選択する物語》で代用した場合、盾やデッキトップエナチャージでエナに落ちるリスクが発生する。また《選択する物語》2エナチャージに対してはこちら側としては《アンダー・ワン》を構えることにより、グロウをさせない攻めという対【APEX】での理想的な攻めの実現度が高まったことは重要な事実である。

微々たる影響にも感じられるが、【アロス】の《MPP》がいなくなることにより、盤面を固定されてる間にリソースを回復される危険性が下がったのもポジティブな現象。

 

《バスラ》《DYNAMITE》に関しては轢き殺し率が下がったという部分で純粋に追い風な規制である(グロウスキップ《全知》を打ちながら)

 

3. 新弾強化が顕著だったデッキの影響

【グズ子】に関しては現状での言及を避けたい。強いて言えば二回のダイレクトを交えたロングショットは【ママ】においては非常に脅威になるという部分は抑えなければならない。

 

【ウリス】は《散華ウリス》による《エニグマ》の回復強化が非常に厳しい。《避難勧告》では盾を2枚回復されてしまうため、早い段階で《全知》を構えられる工夫が求められるか。あるいは、攻撃無効ではなく根本的に《ゴルディ》《イノディ》を構えていくという部分も選択肢。

 

【ミュウ】は強化こそ顕著であったが、《ミュウ=フリー》《アラクネ》を両方投入した構築はアーツが三枚となり、環境において多く見られるデッキにはならないと考える。《ヨロズハタヒメ》も加わり、盤面の制圧力こそ上がったが、レベル5にグロウする前段階で落ち着いてリソースを貯めさえすれば、《全知》により相手に選択を迫れる以上は、圧倒的な不利といった現象は起こらないと考える。

 

4. 環境的傾向への対応

17-18弾環境における一つのトピックはやはり【バカラオーラ】の台頭であろう。

このデッキに対して【ママ】は

・《アンダー・ワン》によるエナチャージの抑止

・《避難勧告》による低コストルリグストップ

・《全知全能》による盤面破壊

という3点によって優位に立ち回れるケースが多い。

《ゴールド・ディフェンス》の登場により、恐らくは【アロス】などのデッキが低コストルリグストップを有することとなるが、【バカラオーラ】は二度打ちのギミックを有する余裕があり、デッキとしての脅威は依然維持するものと考えられる。その相手に対し《スピサル》《避難勧告》と構えて緑2、白1で二度打ちを防げるのは非常に大きい。

 

前述した部分もあるが、やはり17弾環境、そして【APEX】が弱体化した18弾環境として主役に躍り出るのは【アロス】であろう。

《MPP》こそ失ったがその枠に《コスモウス》を投じるという選択肢の増加、《ゴールド・ディフェンス》を得たことにより安定性が上昇しており、環境では主流になるであろう。

【4ママ】にとっては前弾までとほとんど状況は同じように思えるが《ビワコム》が登場し、序盤のフルパンの威力が下がってしまったのが痛い。依然としてデッキパワーの差として厳しい戦いとはなる相手。

 

【APEX】の弱体化により、【遊月】が台頭する現象は免れないはずだ。

【4ママ】としては

ランデスされるとキツい

・【遊月】のエナチャージ効率が高すぎる

と、あまり好ましくない相性の相手である。今環境を【4ママ】が乗り切る一つの課題として、このデッキに対する対処をどう持つか、ということが大きなものとなっている。

 

【APEX】の弱体化は止め系デッキ【爾改】【2止めアン】の台頭にも繋がる。もう一つの課題はここにあり、こうした止めデッキに対する対案をどのように持つか、現環境で結果を上げるためには必要とされていると考える。

 

5. 総括

環境において、すっかりなかったものとされた【4ママ】(公式コラムデータ)。

それだけに、現環境ではモノホンの地雷としての立ち回りを狙いたい。

速攻轢き殺しが強い環境という傾向がみられていくのではないかという私見を持っている。そうしたデッキに対して、どういった選択肢を持って勝ちを取りに行けるか、が【ママ】に限らず、4以降にグロウするデッキには必要とされているのではないだろうか。

 

 

 

 

 

余談:18弾環境での【メル】構築を考えてるけど、どうしてもキルルートが見つからない。どう殺せばいいのか。《因果応報》打ちたい。でもそれって【緑子】の劣化じゃないか、考えれば考えるほど闇が深い。